以下2項目について追加補足致します。

●MIDIイベントインスペクタ●

MIDIイベントインスペクタモジュールの出し方

⇒コントロールバー上で右クリックし、リストからイベントインスペクタモジュールにチェック

 インスペクタ出し方

 

▼イベントインスペクタモジュール

 インスペクタモジュール

◇Time…MIDIノートの位置を示します。

MIDIノートの先頭が2小節目にある場合、これを3小節目に移動したい時
3:01:000と入力するとその位置にMIDIノートを移動できます。
この際、「3」と入力しても同様に3小節目に移動させることが出来ます。

◇Picht…MIDIノートの高さ

音程を編集する事が出来ます。
MIDIノートを選択後、ノート名(C0~G10)とノート番号(0~127)を直接入力することができます。

また、「+」や「-」をつけた値を入力すると半音単位でトランスポーズできます。
たとえば、ピッチを2半音あげるには、+2と入力してEnterキーを押します。
ピッチを2半音下げるには、-2と入力してEnterキーを押します(SONARヘルプより)

【補足】「+」や「-」はそれぞれ半角で、キーボードのShiftを押しながら「れ」で「+」に、
そして「ほ」で「-」を入力する事が出来ます。

◇Duraion…MIDIノートの長さ

1拍分のMIDIノートを2拍分にしたければ、
MIDIノートを選択後ここに「2」と入力します。
また、SONARは一拍の分解能が960Tickなので、1拍半のMIDIノートに
変更したければこの際、「1.480」と入力します。

ここでも「+」や「-」で現在値から数値を増減させることが出来ます。

◇ベロシティ…選択したMIDIノートのベロシティ値を直接数値を変更したり、
「+」や「-」で現在値から数値を増減させることが出来ます。

◇チャンネル

TTS-1などマルチティンバー音源であればMIDIノート毎に出力チャンネル番号を変更できます。

【参考】第一章 環境設定&MIDI基礎 10.MIDIトラックを活用してマルチティンバー音源を使いこなす(TTS-1)

 

MIDIイベントインスペクタはMIDIデータを一括編集したい時に便利です。

 

●ステレオパンニングの設定について●

 

編集⇒環境設定⇒オーディオ項目の中のデバイスの設定

ステレオパン

一般的には「Pan Law」といわれます。左や右にパンを振り切った音はステレオのスピーカーの片方だけで鳴るのに対し、
センターに定位した音は左右2つのスピーカーで鳴る事になるので、左右に振り切った時とセンターの時で同じ大きさの信号を入れると
センターだけが大きく聴こえてしまいます。ステレオパンの設定ではこれをどう補正するかということになります。

通常時、SONARではセンターに配置した場合に0dbの信号は左右に振り切った際に+3dbされるように補正されています。

一方、-3dBの場合では、センターの音は左右に振り切った音に比べて-3dBだけ音量を下げるという補正がかけられます(この時左右のチャンネルの出力信号は0dB)。SONAR上では-3という設定も2つありますが、これは恐らくパンのカーブが異なるため、同じ-3dbの設定でも厳密には異なる出力になると思われます。

※この点はローランドにも確認しましたが明確な違いを示す回答は得られていません。

設定自体は基本的には好みと言えます。アナログミキサーの多くは-3dBであるため-3dbが選択される事が多いようでが、

大型ミキシングコンソールの代表格であるSSLでは-4.5dBのPan Lawが採用されているそうです。

ムービーにもご出演頂いたエンジニアの澤田氏に伺ったところ
「Panに関しては、-2.5使ってる。理由は、単に慣れてるからで、protools9からは、これが可変になってて
アナログ卓と同じー3にしてる人もいる。-3でやった方が何と無く画面が広く感じるからいつか移行しようとは思ってる」
という回答を頂きました。

 

音の出方を確認して楽曲に合わせた設定を行ってみて下さい。

 

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